2017年7月4日火曜日

「フクシノヒト こちら福祉課保護係』の中間報告

私の故郷の新聞「福島民報」様が、拙著を3月18日付紙面で取り上げて下さいました。
メールで記者様とやりとりし、ありがたいお言葉もいただき、心温まる思いでした。

6月半ばには版元から依頼があり、サイン色紙50枚、サイン本30冊を書いてきました。
私の字は、それはそれはおぞましいものなので、この話が来た時に試しに書いてみてその画像を先方に送り、
「このように、汚い・ヘタを超えて情けない字で、かえって売れなくなりませぬか?」
とご意見をうかがったけれど、
「素晴らしいです」という訳のわからない(お世辞)反応で、まあ書店で目立つだろうし、あと「サインを出すくらいの作家です」とあおる効果もあるのだろうと納得しました。

その後、こんな画像を、書店さんがTwitterに出してくれていました。ありがたいけれど恥ずかしい! とにかく、販売の力になるならば私も嬉しいのですが。


後日また呼ばれて、追加のサイン本40冊とサイン色紙20枚を書き、いろいろ打合せをしてきました。
結果、続編の刊行が、正式決定しました。
来年1月、文芸社NEO刊行1周年に合わせて刊行したいとのこと。
さらに、今後の展開もいろいろお話しし、なんだかとてもいい話なのでした。
(もちろん、これから書くものがレベルに達していなければ、当然刊行されないでしょうが。おぞぞぞ)

思えばこれまで成功体験と言えるものは、絶対に入れると思っての出版社入りと、絶対に出せると思っての書籍刊行の二つで、「自分の力でやった」としか思えませんでした。
でもいまは、私の才能はこのくらいで、たいしたものではない、ということがわかっています。
本当に周り(版元、書店さん)に助けられたがゆえの現状です。
なんてことで、この歳になって、感謝という気持ちが湧いてきています。

とにかく! 執筆がんばらないと!

2017年6月2日金曜日

「フクシノヒト」近況

拙著『フクシノヒト こちら福祉課保護係』、福祉事務所のケースワーカーを主な読者対象とする専門誌「生活と福祉」(全国社会福祉協議会)の編集後記にて取り上げていただきました。





(文面抜粋) 
(前略)そろそろ新規採用職員の配属が決まる頃ではないでしょうか。小説『フクシノヒト こちら福祉課保護係』(2017年3月発行 文芸社)は、そんな新人ケースワーカーの堺勇治を主人公に、彼が経験し成長する姿を描いています。著者の先崎綜一さんは「あえて理想的な職場(区役所保護係)を舞台とし、それでもなお困難な生活保護の実情につき描いた群像劇」と述べています(後略 )


書店ではけっこう動いているようで、いまだPOP付きで展開していただいています。
ありがとうございます。m(_ _)m



 さてさて、どこまでいくのやら〜。
などと言ってる場合ではなく、私もそろそろ販促活動再開です。

2017年4月7日金曜日

新刊を巡る冒険 ──これまでのまとめ

拙著『フクシノヒト こちら福祉課保護係』について、今回は本当に、発売前から販促活動を必死こいてしています。
できることを毎日ちまちまと続けることはもちろん大事で、待つことも大事だし、しかしその間に準備をしておき時が来たらどっと動けるようにしておく。とにかく、可能と思われる限りの頭と体の使い方をしています。出版元も頑張ってくださってます。

という今のところは、おかげさまでどうやら好調に推移しているようです。
これまでのことを、こちらにまとめておきます。

・発売前に、私の案内文と共に版元さんより地方紙50数紙に本を送付。

・私個人からもメディア、団体、専門家などに本と案内状を送付。

・一つ目のポスター(チラシ)をWordで自作。センス悪。
・話題のマンガ『健康で文化的な最低限度の生活』(小学館)の著者、柏木ハルコさんとTwitterでメッセージやりとり。という、とても嬉しい交流もありました。 

・4月3日付け「週刊福祉新聞」に掲載される。

・3月末から4月頭まで、第二弾、三弾と、学校や団体などに本と案内状を送る。

 ・4月3日の日経新聞1面コラム「春秋」で「フクシノヒト」が取り上げられる。

・ポスター(チラシ)を改訂。やはりセンス悪。
・日経効果により、Amazonランキング1位となる。

・書店さんも様々注力していただき、好調に推移との話。






ここまでは、日経効果がとても大きく、書店さん関係はある程度好調が続くかも知れません。 が、ネットでの日経バブル効果は、Amazonランキングを見続けていると日に日に落ち、全書籍中 1610位までいったものが今は7826位。夕方には1万位まで落ちてました。この週末を過ぎれば、万単位が普通になるでしょう。
そこで何をするか。当然、日経に載ることなど夢にも思わなかった頃に考えていたことをするだけです。様々手を尽くします。「戦略家で天然」という素質を活かして(笑。
とにかく、この一か月半、長くて3カ月が勝負です。その間に、問題が起こらないように気をつけながら、しかしできる限りのことをやります。
その後は、本著がもっている力にかけるしかありません。その力が本物なら、きっと誰かが発信してくれるはず。いろいろな人が。そう信じてます。

2017年3月9日木曜日

新刊が刊行されます。

新刊が刊行されます。

『フクシノヒト こちら福祉課保護係』(文芸社文庫NEO)
定価/605円 (本体 560円) A6並 264ページ 発売日/2017年3月25日

この本は「文芸社 U-30大賞」に役所てつや氏が原案を応募し当選、私が氏に取材して文章化し『フクシノヒト』として2004年に刊行されたものを、修正・改題し文庫として新たに刊行したものです。
手前味噌ながら、『フクシノヒト』はけっこういい評判しかなくて、増刷されず残念だなあと思っていましたが、今回、文庫化されて蘇ったわけで、著者として大変うれしうれしであります。
 詳しくはこちらから。
https://www.bungeisha.co.jp/bookinfo/detail/978-4-286-18379-4.jsp

●パブ用案内文

 この度、小説『フクシノヒト こちら福祉課保護係』が刊行されましたので、著者よりご挨拶を申し上げます。
 本書は、役所で生活保護を扱う部署に配属された新入所員を主人公とし、生活保護受給者や先輩ケースワーカーとの関わりの中で成長していく姿を描いたものです。
 あえて理想的な職場(区役所保護係)を舞台とし、それでもなお困難な生活保護の実情につき、真剣に、しかし時にコメディータッチで描いた群像劇です。
 福祉・生活保護・公務員に関し様々話題となっている昨今、このジャンルに関わっている人々はもちろんのこと、すべての若者にとって問題意識や気づきを得られる作品になっていると自負しております。
 よろしくお願い申し上げます。